タイの石油天然ガス大手PTTEPが火力発電所を建設へ

 タイの石油天然ガス大手のPTTEPがミャンマー国内に600MW出力の天然ガス火力発電所を建設する計画があることがわかった。タイ・バンコクポストの報道を7Day Dailyが伝えた。

 PTTEPの発表によると、タイのグローバル・パワー・シネジー・カンパニーと共同で発電所を建設する計画が進んでおり、ミャンマー政府の許可を待っている段階という。PTTEPのPhongsthorn Thavisin会長は「モッタマ湾沖のゾーティカ油田とM-3鉱区で大量の天然ガスが埋蔵されている。この資源を利用して天然ガス発電所を建設したい」とコメントした。

 PTTEPはミャンマー沖の海洋鉱区で石油天然ガスの開発を進めており、ゾーティカ油田の80%、イェーダグン油田の19%、ヤダナー油田の25%、M3鉱区で80%の権益を獲得している。ゾーティカ油田では日産4億立方フィートの天然ガスが産出されている。