中国国境ムセにミャンマー産の米120万袋が滞留

 ミャンマー・中国国境の町ムセに、ミャンマー産の米が120万袋滞留していることがわかった。The Voiceが伝えた。

 ムセ穀物取引所の発表によると、ミャンマー政府と中国・雲南省政府との間で米の国境貿易に関する覚書に調印が行われたが、雲南省政府が現在もミャンマー米の輸入を正式に認めていないため、120万袋の米が国境で滞留しているという。長期間にわたる滞留により米の品質劣化が懸念されている。

 ムセ穀物取引所のサイン・チョー事務局長は「この件に関してミャンマー政府の対応は不十分だ。雲南省政府との交渉をきちんとやっていればこのような問題は起きないはずだ」とコメントした。この問題で農民からの籾買い取り価格が下落している。