タイPTTEPがM-11鉱区で試掘を開始へ

 タイの石油天然ガス開発大手PTTEPがミャンマーの海洋鉱区(M-11)において近く試掘作業を開始することがわかった。同社が5月29日に発表したもので、7Day Daily紙が伝えた。

 同社は今年の3月モッタマ湾沖のM-9鉱区で石油天然ガス鉱脈を発見したと発表した。今回はこれに引き続き、この鉱脈に隣接するM-11鉱区においても5月31日から6月30日の間に試掘作業を行うという。2018年からモッタマ湾沖ゾーティカM-9鉱区の9か所で試掘を重ねたところ、5か所で鉱脈が発見された。発見された鉱脈は当初の予想を超えて厚さが152メートルあり、商業ベースに乗る埋蔵量が確認されている。

 PTTEPミャンマーはタイのPTTEPが80%、ミャンマー石油ガス公社(MOGE)が20%の株式をそれぞれ所有している。同社は2018年~2020年の期間中に海洋鉱区のM-9, M-11, MD-9, およびミャンマー中部の内陸鉱区MOGE3で開発を行うと発表している。