モン州で大規模なクジ詐欺、住民が主催者を暴行

 モン州ラマイン郡で、非合法の競売クジを主催した夫婦に対し、地元住民らが詐欺の被害に遭ったとして集団で暴行を行い、夫婦が大けがを負っていることがわかった。地元警察が発表したもの。The Voice紙が伝えた。

 警察の発表によると、夫婦は午前中に1,000万Ksを預けると夕刻に1,500万Ksに、100万Ksの場合は4、5日後に150万Ksにそれぞれクジの賞金つけて返すと約束したが、5月20日の期限を過ぎても数百億Ks分の支払いができなかったため、怒った住民らが夫婦二人に対して集団で暴行を加えた。住民らは夫婦の家のほか両親、兄弟の家や車も破壊、家財などを略奪した。ラマイン郡に住む住民の80%が被害に遭ったという。

 ある同地区住民は「うちの妻は100万Ks騙され、ある家族は3億Ksの被害を受けたそうだ。家や車を売ってクジを購入した人もいると聞いている」とコメントした。