日本が支援の先端医療施設で起工式

 ヤンゴンに建設されるミャンマー初となる先端医療を行う専門病院で起工式が行われた。国営紙Global New Light of Myanmarが伝えた。

 4月28日に行われた式典には、在ミャンマー日本国大使館の丸山市郎大使をはじめ、国際協力機構(JICA)ミャンマー事務所の唐澤雅幸所長やヤンゴン管区のピョー・ミン・ティン首相らが出席した。丸山大使は「安倍晋三総理大臣が約束した病院の建設に着手したことを光栄に思う」としたうえで、国内最大の国立病院で40年前にJICAによって建設されたヤンゴン総合病院のグレードアップについても検討することを表明した。

 今回建設される病院の医療機器を含む総事業費はおよそ121億円で、このうち86億円をJICAが無償資金協力として援助、保健・スポーツ省は420億Ksを拠出。心臓外科や脳神経外科などの先端医療施設を完備し、2021年の完成を予定している。