総務局をミャンマー連邦政府の直下に再編成へ

 大統領府のゾー・テー報道官(総局長)は12月21日、内務省傘下の総務局を連邦政府内閣府の直下に
組み込み、再編成すると発表した。7Day Daily紙が12月22日に伝えた。

 総務局は国軍の支配下にある3つの省庁(国防省、国境省、内務省)のひとつである内務省の傘下にあるため、連邦政府が直接管理することが困難だったが、再編成によりこれが可能となる。総務局は、ミャンマー全国の各郡にネットワークがあり、国民を直接管理・監視している部局で多くの利権を持っていると言われている。

 ゾー・テー報道官は「連邦政府で承認されているため、実現まで時間はかからないだろう」とコメント。政治評論家のゼーリャ・トゥー氏は「地域レベルの政策がなかなか実施できないことを総務局のせいにすることができたが、今後はできなくなるということだ」とコメントした。