12月からEU向けにミャンマー産の養殖水産物輸出が開始へ

 12月1日からEU(欧州連合)向けにミャンマー国内で養殖された水産物の輸出が開始されることがわかった。The Voice紙が伝えた。
 農業・畜産水産・灌漑省、漁業指導局の発表によると、同局が事業ライセンスを与えた水産物加工工場は123か所あるが、実際に稼働しているのは50か所。そのうち、23か所がEUの認証を受けている。23か所のうち、13か所の水産物加工工場で加工された水産物が12月1日から輸出されることになった。輸出されるのは淡水魚、淡水エビ、ブラックタイガー、ソフトシェルクラブなど。

 ミャンマー水産物加工・輸出業協会のトゥン・エー会長は「EUの認証を受けた工場が23か所もあるため、EUだけでなく米国、日本などどこの国にも水産物を輸出できる態勢が整っている」とコメントした。EUはこれまでミャンマー産の水産物は天然ものに限って輸入を許可していたが、ミャンマー産の養殖水産物の品質が上がったため、初めて養殖ものの輸入を許可した。