ヤダナー油田の天然ガス産出量が2020年から減少へ

 ヤダナー石油天然ガス油田から産出される天然ガスが、2020年から産出量が減少に転じることがわかった。The Daily Eleven紙が伝えた。

 電力・エネルギー省の発表によると、ヤダナー油田はモン州モッタマ湾沖に位置するM5, M6鉱区で開発しているもので、フランスのトタル、米国のユノカル、タイのPTTP、ミャンマーのE&Pミャンマーが出資し、ミャンマー政府と生産分与契約を1992年に締結。1998年にパイプラインを通じてタイへの輸出が開始され、現在1日に約7億立方フィートの天然ガスが産出されている。そのうち、タイへ5億1,500万立方フィートが輸出され、ミャンマー国内向けに1億5,500万立方フィートが供給されている。

 電力・エネルギー省は天然ガス産出量の減少を液化天然ガス(LNG)の輸入により代替することを決定している。