米国大使館、ミャンマー外務省に対しイランから石油を輸入しないよう要求

 在ミャンマー米国大使館がミャンマー外務省に対し、11月5日以降イランから石油を輸入しないよう要求したことがわかった。経済・貿易省のヤン・ナイン・トゥン次官の発表を7Day Daily紙が10月19日に伝えた。

 同次官は「米国大使館が外務省に対してイランから石油を輸入しないよう要求したため、外務省からその旨、連絡があった。省としての見解は控える」とコメントした。国内のガソリン輸入・販売会社の経営者は「ミャンマーはイランから石油を直接輸入していない。ほとんどシンガポールから輸入している」とコメントした。

 ミャンマーは月あたりガソリン20万トン、ディーゼル油40万トンを輸入しており、国内需要の95%を輸入に依存している。米国によるイランへの経済制裁は、石油価格の上昇につながることが懸念されている。