中国の武装警察がミャンマー国境を越えてムセ市内に侵入

 10月17日の午前8時ごろ、中国の武装警察がムセ市内に侵入したことがわかった。内務省ムセ県総務局の発表をThe Voice紙が10月18日に伝えたもので、中国雲南省、瑞麗警察署に所属する武装警察30人がミャンマー・中国の国境線を越えて侵入してきたという。

 ミャンマー警察ムセ警察署の担当者は「彼らは午前8時ごろシンピュー市場管理委員会の新事務所の建設現場に突然入ってきて、中国の領土を侵害しているため、工事を中止するよう命令した。彼らは8時40分ごろ退散した」とコメントした。

 内務省ムセ県総務局によると、シンピュー市場管理委員会の事務所は33x20フィートの土地に建設されているもので、シャン州政府の建設許可を得ている。立地はミャンマー・中国の国境線Bp81-82のミャンマー領土側に位置しているため、ムセ市民は中国警察の横暴に対して非難する声が上がっている。