エーヤワディ管区沖で発見の鉱脈、本格産出は2023年から

 電力・エネルギー省は、エーヤワディ管区沖の深海(A-6鉱区)で発見された石油・天然ガス鉱脈に関し、2023年から本格的な産出が開始されるとの見通しを発表した。同省のウイン・カイン大臣が9月25日に記者発表したものを7Day Daily紙が9月26日に伝えた。

 鉱脈が見つかったのはパテイン市から北西60マイルの距離にある深海で、2018年7月から地下130フィートまで掘り続けた際、見つかったという。A-6鉱区はオーストラリアのウッドサイド、フランスのトタル、地場のMPRL E&Pが開発しているもので、出資比率はウッドサイド:40%、トタル:40%、MPRL E&P:20%となっている。

 発表によると、石油・天然ガスが商業ベースに乗った場合、ミャンマー政府が資本の20%を出資し、今後締結される予定の生産分与契約により、ミャンマー政府が全産出量の25%までを国際価格より安価で購入できる権利を得るという。