佐藤工業、ミャンマーで総合病院新棟の建設工事を受注

 佐藤工業は6月25日、ミャンマーの保健・スポーツ省医療サービス局から「マグウェイ総合病院整備計画」の建設工事を単独で受注したと発表した。22日に発注者である保健・スポーツ省医療サービス局のティダ・ラ副局長とチョー・ソ・ミン部長らが、東京都中央区の佐藤工業本社を訪れ、調印式が行われた。

調印する発注者のティダ・ラ副局長(右)と佐藤工業の五十嵐部長(海外建築担当)

 今回のプロジェクトは、マグウェイ地域医療の中核である同院の老朽化・病床不足を解消するために新棟を建設するもので、ODA(政府開発援助)により整備される。同社のミャンマーでの受注は初で、今後海外事業の新たな拠点として同国での活動に注力する方針。

 新棟はRC造3階建て、延べ6,330㎡の本棟と、RC造690㎡の付属棟で構成され、救急部門や手術部門、ICU、滅菌部門、分娩部門、新生児ユニット(NICU、未熟児室)、婦人科病棟、産科病棟が設けられる。今年8月に着工し、2020年4月に完成の予定。

完成イメージ(北面外観)