フリーパーミットによる車輸入制度が中止に=ミャンマー経済・貿易省発表

個人のフリーパーミットによる車輸入制度が完全に取り止めとなった。経済・貿易省は、12月19日にヤンゴンで、12月20日にはネピドーで、いずれも申請期限の12月23日より早いタイミングで受付けを突然打ち切った。
フリーパーミットにより車を輸入する場合、申請時の本人確認を12月から義務付けたが、ブローカーなどが偽造書類を提出して申請するケースが相次ぎ窓口が混乱、この制度による車輸入は当面中止となった。同省は当初、12月19日と20日に申請された1,044人分については4、5か月かけて一人ずつ面接して本人かどうか確認する作業を行い、輸入パーミットを発行すると発表していたが、これら1,044人についても全員パーミットを発行しないこととした。さらに、2017年から開始される新制度でもフリーパーミットによる車輸入を当面禁止することに決定した。
ヤンゴン市内で車輸入販売事業を行っている事業者は「せっかく銀行で外貨口座を開き、ヤンゴンでは申請を受付けないというのでネピドーまで来て申請したのに、突然キャンセルされた。こんなに政策をコロコロ変えられては困る」と批判した。
[7Day Daily] 2016/12/24