ミャンマー政府、経済政策の基本方針を発表

ミャンマー政府は7月29日、今後5年間に取り組む経済政策の基本方針を発表した。新政権に移行後120日を経過したタイミングでの発表となった。発表会にはアウン・サン・スー・チー国家顧問も出席し「6か月以内に実行に移す。インフラ、投資、エネルギー政策に関してはさらに詳細な方針を後日発表する」と述べた。
発表された経済政策の基本方針は以下のとおり。
1.国家予算(歳入)の拡大
2.中小企業振興を支援
3.職業訓練の充実
4.道路・橋・電力などのインフラの整備
5.雇用を創設する事業を短期間のうちに優先的に増やす
6.農業の機械化
7.金融の安定
8.知的財産権を保障する法整備
ミャンマー商工会議所連盟のマウン・マウン・レー副会長は「今回の方針は抽象的、一般的なもので、前政権で取り組んでいたことと変わりはない。もっと具体的な方針を示してほしい」とコメントした。
[7Day Daily] 2016/7/30