コンテナ埠頭建設計画、ミャンマー下院で中止決定

6月8日に行われた人民代表院(下院)の議会で、ダウンタウンのコンテナ埠頭建設計画が中止に追い込まれた。同計画はヤンゴン市内のダウンタウン、ボーアウンチョー埠頭とボータタウンパゴダに挟まれた20エーカーの土地に建設するもの。地場のカウン・ミャンマー・シッピングが入札で落札し、事業権を得ていた。
議会で答弁に立った運輸・通信省のタン・ミィン大臣は「利益より悪影響のほうが大きく、あえてこの場所にコンテナ埠頭を建設する必要はない」と発言。政府側が建設計画の中止を了承したため、同計画は事実上中止が決定した。
ミャンマー投資委員会(MIC)が許可した後に中止に追い込まれた大型案件は、外資によるダゴンシティ不動産開発計画、パークウェイ病院建設計画に次いで3件目となった。
[The Voice] 2016/6/9