ミャンマー中銀、ドル取引免許取り消し

ミャンマー中央銀行は19日、これまでドルの商取引が認められていた国内のホテルやレストラン、旅行会社などについて、ドル決済の免許を取り消すとの通達を出した。ドルではなくチャットを使用することを求める。国内のドル需要を減らすことでチャット安を食い止めるための措置。
中銀は5月にドル預金の引き出し制限を強化し、外貨規制を強めている。ミャンマー政府は今春以降複数回にわたってドルの使用を取りやめるよう通達しているものの、依然としてホテルや高級料理店でドルが使われている。
なお今回の通達では、ドルの商取引に対しての罰則は科されないとみられる。