高砂熱学、ヤンゴンに支店開設へ

空調大手の高砂熱学工業が、12月末にミャンマーのヤンゴン市内に支店を開設することがわかった。
シンガポールなど東南アジアの既存拠点の成長余地が少なくなっていると見て、成長が見込めるミャンマーへの拠点設立を決定した。
ミャンマー政府の民主化や経済開放を機に日系企業の進出が盛んになっているため、ヤンゴン市内でオフィスビルや病院新設が増えると判断。それに伴って高まる空調設備工事需要を取り込む。製造業の進出加速に伴って、クリーンルームや産業向け空調設備工事を手がけることも狙う。
また、支店開設をきっかけに、ミャンマーに進出した日系企業との関係構築や、現地の協力会社や資材調達などの情報収集に取り組む。
日本の大手・中堅建設会社のミャンマー進出も増えており、政府開発援助(ODA)案件など建設会社の手がける工事への参加も狙う。