KDDI、ミャンマー携帯事業での通信免許落選

ミャンマー政府が実施した新規携帯電話事業者の入札で、6月27日、ノルウェーのテレノールとカタールのOoredoo(旧カタールテレコム)が事業免許を獲得した。
ミャンマーの通信事情は人口6000万人に対して、携帯電話の加入者は1割の600万人しかおらず世界的にも低い水準であり、今後の成長が期待出来る市場。
ミャンマー政府は経済成長の起爆剤として、2016年までにモバイル普及率80%の水準に引き上げることを計画している。
同ライセンスにおいては、12の事業者によって競われており、日本からはKDDIが名乗りを挙げていた。
KDDIなど日本連合が外国企業に敗れたことについて、新藤義孝総務相は28日の閣議後会見で「政府としても後押ししていただけに大変残念」と述べた。
落札した2社には今後15年間の事業免許が付与される。
テレノールはHSPA方式とLTE方式の携帯電話網を構築し、2014年に一部でサービスを開始、5年以内にミャンマー全土をカバーする計画だ。