米誌『TIME』発禁処分に-表紙に「仏教徒テロの顔」

ミャンマー国営テレビは6月25日、政府が米誌『TIME』7月1日号を発禁処分にする方針を明らかにした。
表紙には、ミャンマー中部マンダレーの高僧ウィラトゥー師の写真が「仏教徒テロの顔」の見出し付きで掲載されていた。
ウィラトゥー師は、イスラム系商店に対するボイコットを呼び掛けたり、仏教徒女性と異教徒男性の結婚を制限する法律の制定を訴えたりして物議を醸している。
国際テロ組織アルカイダの首領になぞらえ「ビルマのビンラディン」の異名もあると伝えている。
国営テレビは、発禁を「民族、宗教間の衝突再燃を防ぐための措置」と説明している。
2011年の民政移管以降、出版物が発禁となるのは初めて。