海外出稼ぎ労働者の送金に特別レート

 ミャンマー中央銀行(CBM)は10月28日、海外出稼ぎ労働者のミャンマーへの送金について、特別レートを適用すると発表した。

 発表によると、海外の出稼ぎ労働者がミャンマー国内に居住する家族に仕送りする際、ライセンスを得た銀行を経由して送金した場合はCBMが設定している固定レート(1米ドル=2,100Ks)より30Ks増しのレートを適用するという。特別レートは11月1日から適用される。

 ある経済評論家は、「実勢レートは1米ドル=3,000Ksのため、ほとんどの出稼ぎ労働者は地下送金で仕送りしている。わずかに30Ks増えただけでは何も変わらないだろう」と切り捨てた。

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