食用油の卸売り基準価格、再度引き上げ

 軍評議会(SAC)商業省が設置した食用油輸入流通監視委員会によると、10月25~30日のヤンゴン市場における食用油(パーム油)の卸売り基準価格が、1ビス(約1.6kg)あたり4,175チャット(およそ290円)に設定された。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもの。前週は同3,960Ks(およそ275円)だった。

 同委員会は、主要生産国のマレーシアとインドネシアのFOB(本船渡し)価格を注視しながら、毎週基準価格を決定している。しかし、市場では基準を大幅に上回る価格で取引されているのが現状。

 ミャンマーにおける食用油の生産量は約40万トンにとどまっており、約70万トンをマレーシアとインドネシアからの輸入に依存しているため、供給不足が懸念されている。(時事通信社提供)