「ミャンマー全人口の40%が貧困に」国連ミャンマー特使

 国連ミャンマー特使のノエリーン・ヘイザー氏は10月25日、ミャンマーの現状に関して「全人口の40%が貧困に陥っている」と国連総会で報告した。

 ノエリーン・ヘイザー氏は、ほぼすべてのミャンマー国民が軍評議会(SAC)による統治を望まず変化を求めていることや1,300万人が食糧不足に苦しんでいること、人口の40%にあたる2,200万人が貧困に陥っていること、130万人以上が家を追われ難民生活を強いられていることなどの現状を報告。国軍が子どもを含む一般市民を標的とした空爆や殺害、放火などの残虐な行為を続けていることを批判した。また、市民防衛隊(PDF)が一般人を攻撃しているという申し立てがあることも明らかにした。

 10月23日にカチン州パーカン郡で実行された大規模な空爆により多数の死傷者が発生したことも緊急報告された。

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