「亡命者をミャンマーへ強制送還するな」国連難民高等弁務官

 国連難民高等弁務官のフォルカー・テュルク氏は各国政府に対し、亡命を希望するミャンマー国民をミャンマーへ強制送還しないよう訴えた。

 テュルク氏は、マレーシア政府が同国に亡命・難民申請したミャンマー人100人に対してこれを認めずにミャンマーへ強制送還した事例をあげ、強制送還した場合には人道上危険な状態に置かれると訴えた。特に政治活動家や元国軍兵士、元警察官などに配慮するよう求めたとい。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、昨年2月のクーデター以降、国外に逃れたミャンマー人は7万人、国内の避難民は140万人に達している。

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