「ミャンマー総選挙は認められない」NLD

 2020年総選挙で大勝した民主派の国民民主連盟(NLD)は9月27日、軍評議会が主導する総選挙は認められないと発表した。

 NLD創設34周年となるこの日、「軍評議会は自らが制定した2008年憲法に違反してクーデターを起こし、不法に政権を奪取した。軍評議会には全く正当性がなく、暴力で支配しているテロ集団に過ぎない」と断罪、「軍評議会が実施する総選挙は正当性がなく認めるわけにはいかない。国民が主導した2020年総選挙の結果はまだ有効だ」とコメントした。

 さらに、「軍評議会はわが党の幹部や総選挙で当選した議員、党員、支持者らを不当に逮捕し、財産を差し押さえて没収している。軍施設における拷問で多数の議員や党員が死亡したほか、党の建物の多くが破壊されている」と非難した。

 一方、軍評議会傘下の連邦選挙管理委員会は、「現在、NLDを代表する者は存在しない」と9月20日に行われた記者会見で発表している。

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