「7管区をビルマ州に統合すべき」少数民族武装勢力が軍評議会に提案

 国軍に近い少数民族武装勢力のシャン州進歩党(SSPP)は、9月26日に行われた和平協議において軍評議会トップのミン・アウン・フライン総司令官に対して「現在ある7管区をビルマ州に統合すべき」と提案した。

 SSPPのサイン・ス報道官は、「我々はフェデラル制の実現に向けて努力しているが、現在は管区と州という区別が存在し、歪な形になっている。フェデラル制導入のためには、すべてを州レベルに統一すべきで、7管区をビルマ州として統合することを提案した」とコメントした。ミン・アウン・フライン総司令官からは、特に反応はなかったという。

 軍評議会は9月に入り、SSPPのほかワ州連合党(UWSP)、マインラー軍(NDAA)と2回目の和平交渉を行っている。ワ州連合党(UWSP)からは、「ワ州」を、マインラー軍(NDAA)からは、「マインラー自治区」を承認するよう、それぞれ要求しているという。

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