金価格が高騰 公定価格との乖離進む
ヤンゴン管区金業協会は8月25日、金の公定価格を1ビス(約16.5g)あたり2,056,000Ks(およそ133,600円)に設定した。しかし、市場価格は280万Ks(およそ182,000円)で取引きされており、公定価格との乖離が広がっている。DVB Burmese Newsが伝えた。 軍評議会傘下のミャンマー中央銀行が8月8日から公定レートを1米ドル=2,100Ksに切り下げたが、実勢レートは1米ドル=3,010~3,050Ksとドル高チャット安が加速している。 金価格の設定は、市場の相場と米ドルの為替レートを基準に算出しており、実質的なドル高に伴い高騰しているという。
パーム油基準価格を17%引き上げ
ミャンマー商業省傘下の食用油輸入流通監督委員会は、8月22日~28日の食用油(パーム油)の卸売基準価格を1ビス(約1.6kg)あたり4,860Ks(およそ315円)に設定した。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもので、前週から720Ks(およそ47円)と大幅な引き上げとなった。 同委員会は、輸入先のマレーシアとインドネシアのFOB(本船渡し)価格を注視しながら毎週基準価格を決定している。しかし、実際には基準価格を上回る高値で取引されており、ミャンマー食用油協会などがヤンゴン市内数か所に移動販売車を出し、1ビスあたり5,000Ks(およそ325円)で提供しているという。(時事通信社提供)
「武装勢力を装い現金を徴収する行為があれば殺害」モン州の市民防衛隊
モン州の市民防衛隊「チャイトー革命軍(KRF)」は8月24日、少数民族武装勢力を装い市民や事業者から現金を徴収する行為が確認された場合、容赦なく殺害すると警告した。Mizzima-News in Burmeseが8月24日に伝えた。 KRFの発表によると、「チャイトー市内で少数民族武装勢力を装い市民や事業者から現金を徴収する行為が見られる」として、今後同様の行為を発見した場合は容赦せず殺害すると警告した。 犯人グループは、通信アプリViberを利用し送金を要求。送金しない場合は爆発物により家や事業所を爆破すると脅迫しているという。
ミャンマー鉱物輸出額、前年同期比45%減
ミャンマー商業省は、4月1日~8月12日の鉱物の輸出額が前年同期比45.3%減の1億3,900万米ドル(およそ190億円)だったと発表した。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じた。雨季で大半の採掘事業者が操業を一時停止していることなどが響いた。 採掘された鉱物資源のうち、約80%が海上輸送で輸出される。残りは陸上で国境を接する隣国向け。 国営ミャンマー・ジェムス・エンタープライズによると、北部カチン州の宝石とヒスイの鉱山4か所が、持続的な天然資源の採掘と安全性の確保などを理由に閉鎖されたままになっているという。(時事通信社提供)