ミャンマーの財閥会長が逮捕、日本の大手銀とも提携

 ミャンマー大手財閥エデングループの総帥チッ・カイン氏が4月25日、汚職の疑いで逮捕された。Radio Free Asiaが伝えた。

 家族に近しい人物によると、チッ・カイン氏は海外出張から帰国した当日、ヤンゴン市内で逮捕・連行されたという。

 エデングループはミャンマー国内で建設、ホテル、エネルギー、農業、銀行など幅広い事業を展開している。タン・シュエ議長の軍事政権時代には首都ネピドー移転に際し開発事業に関わったことで知られており、NLD政権時代では新型コロナワクチン調達のため150万米ドル(およそ1億9,100万円)を寄付した。

 ネピドーとガパリにヒルトンホテル、マンダレー、バガン、インレー湖にティンガハホテルを所有し、農業ではミャンマー農業ビジネス株式会社(MAPCO)、金融ではミャンマー・エーペックス銀行(MAB)を経営。MABは、2014年11月に日本の大手金融機関りそなグループと業務提携を締結している。