塩価格が高騰、天候不順で需給逼迫

 ミャンマーの製塩業者によると、天候不順により塩の生産が低下し塩の価格が高騰している。3月の豪雨で塩田が被害を受け、価格は1ビス(約1.6kg)あたり320Ks(およそ22円)と前年同期の4倍になった。需給の逼迫と燃料費の高騰により、価格は5月まで高止まりする見通しだという。

 国営英字紙Global New Light of Myanmarによると、国内第2の生産地モン州では年間4万トンの天日塩が生産されている。州内にはヨウ素塩の加工施設が14か所、塩化マグネシウムと食卓塩の施設がそれぞれ1か所ある。(時事通信社)