ミャンマーの貿易政策が変更、輸出許可取得が必要に

 ミャンマー商業省は、貿易政策の変更に伴いトウモロコシ、でんぷん、種子、そば粉などを対象に、4月1日から輸出許可証の取得を業者に義務付けるが、ミャンマー・コーン産業協会は、トウモロコシ業者への影響は限定的との見解を示した。国営英字紙Global New Light of Myanmarが3月30日に報じた。

 同協会のミン・カイン会長によると、貿易政策の変更は、食糧安全保障の確保と市場に与える影響を測定するのが目的だという。現在の輸出価格は、FOB(本船渡し価格)ベースで1トンあたり320~340米ドル(およそ39,000円~41,500円)で、国内の市場取引価格(計量単位:1ビス≒1.6kg)は1,020~1,040Ks(およそ70~72円)で推移している。

 ミャンマーは2020年度(2020年10月~21年9月)に約230万トンのトウモロコシを陸続きのタイや中国などに輸出している。(時事通信社提供)