ミャンマー中央銀行、1億4,090万米ドルを燃料輸入業者に売却

 軍評議会傘下のミャンマー商業省・消費者局によると、ミャンマー中央銀行(CBM)は、2021年9月15日から22年1月19日までに1億4,090万米ドル(およそ162億円、参考為替レートは1米ドル=1,753~1,820Ks)を燃料の輸入業者に売却した。

 国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもので、チャット安で上昇する国内の燃料価格を安定させるのが目的。輸入した1億5,100万リットルを市中に配給されるという。

 同局は、もし燃料を定価で販売していない店舗を発見した場合、ミャンマー石油取引協会などに報告するように消費者に促した。

 ミャンマー中央銀行は、為替相場を安定させるのを目的にドル売り介入を定期的に実施しており、米ドルを必要とする企業に市中レート以下で売却している。ミャンマーは、年間約600万トンの燃料を輸入している。(時事通信社提供)