クーデターから1年、弾圧による犠牲者は1,500人を超える

 2月1日、ミャンマー国軍がクーデターにより全権を掌握してから1年。国軍による市民弾圧は収まらず、これまでに犠牲者は1,500人を超えた。

 ミャンマーの人権団体である政治犯支援協会(AAPP)は、1月31日までに1,503人が死亡したと発表。AAPPによると、実際の死傷者数はこれよりもはるかに多い可能性があるとしている。逮捕者数は累計で11,838人に、1,972人が指名手配されている。また、18歳未満の子ども2人を含む45人が死刑を宣告されているという。

 北西部と南東部では、各地で結成された人民防衛隊(PDF)や少数民族武装勢力と国軍の戦闘が続いており、国連の推計では、40万人以上が避難民となり、人道支援が必要な国民は1,440万人にのぼる。