アウン・サン・スー・チー氏、新たな容疑で訴追

 アウン・サン・スー・チー国家顧問とウィン・ミン大統領が11月30日、新たな容疑で訴追されたことが明らかになった。国営放送により発表されたものをRadio Free Asiaが伝えた。

 報道によると、「自然災害などに使用されるヘリコプターのレンタルや購入、メンテナンスなどをめぐり、所定の財務手続きを経ず権限を乱用して国家予算を浪費した疑い」として、汚職防止法第55条違反で訴追された。

 ノルウェー在住の弁護士ミン・ルイン・ウー氏は「アウン・サン・スー・チー氏への訴追はこれで12件になった。すべて有罪が確定されれば禁錮120年になる。ヘリコプターを購入しただけで汚職の罪を着せるというのは行き過ぎだ」とコメントした。