クーデター後の10か月間に市民80人が拷問で死亡

 クーデター後の10か月間に、国軍施設内における警察隊と国軍兵士による拷問により、市民80人が死亡したことが明らかになった。Radio Free Asiaが独自集計を11月29日に報じた。

 報道によると、2月1日から11月下旬までの約10か月間に、ヤンゴン管区やマンダレー管区で抗議デモに参加した者、ザガイン管区、マグェー管区、チン州、カヤー州で人民防衛隊(PDF)の隊員と疑われた者が国軍施設に連行され、激しい拷問を受けたことにより24時間以内に市民80人が死亡した。

 直近の被害者は、ヤンゴン市中心部から南へ30マイルほど離れたクンジャンゴン郡デーノー村に住む19歳の男性。11月6日に人民防衛隊の隊員と疑われ、逮捕・連行されたもの。男性は逮捕された当日死亡し、国軍により火葬されたという。