2020年度の医薬品輸入額は約6億米ドル

 ミャンマー税関は、2020年度(2020年10月~21年9月)の医薬品輸入額が約5億9,000万米ドル(およそ670億円)だったと明らかにした。ミャンマーは薬とマスクなど医療用品の90%を輸入に頼っており、インドが最大の供給国。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じた。

 インド以外では、バングラデシュ、中国、ドイツ、日本、タイ、シンガポール、ベトナムなど14か国・地域から輸入している。新型コロナウイルス感染症の拡大で一時期、不足した医薬品の買い占め騒動が起こったが、現在は通常通り流通しているという。

 一方、貿易局は9月1日から3か月間限定で「HSコード」で区分されている92品目の輸入許可の申請を免除している。また、ミャンマー商工会議所は関係当局、貿易会社などと新型コロナの感染防止や患者の治療に必要な医薬品の通関業務を加速している。(時事通信社提供)