アウン・サン・スー・チー氏の女性護衛官が逮捕される
アウン・サン・スー・チー氏の女性護衛官(ミャンマー警察警部補)が逮捕された。Radio Free Asiaが9月26日に伝えた。 警察関係者によると、アウン・サン・スー・チー氏の女性護衛官であるチェリー・テッ氏は2月1日のクーデター以降、ネピドー市内の公務員住宅で監視下に置かれていたが、9月18日に携帯電話を取り上げられ、9月21日に刑法505条違反(国軍不敬罪)により逮捕されたという。 国軍報道官のゾー・ミン・トゥン少将は「チェリー・テッ氏はテロ組織として認定された国民統一政府(NUG)と連絡を取り合っていたことが判明したため、逮捕した」とメディアの取材に対して回答した。 チェリー・テッ氏は2015年以降、アウン・サン・スー・チー氏の護衛官として外遊の際も常に同行し、家族の一員のような親密な関係があるとして国民に注目されていた。
バゴー管区で居住調査、不在の人物に関して詰問
バゴー管区の一部の郡で住民票(家族リスト)に記載されているが、不在となっている人物に関し、地区管理委員会が執拗に詰問していることが明らかになった。Mizzima-News in Burmeseが9月23日に伝えた。 住民の証言によると、9月から地区管理委員会の役員らが警察や国軍兵士とともに真夜中に地区を巡回して居住調査を行い、住民票に記載されている人物が実際に家にいるかどうかを調査している。不在の人物がいた場合は、その所在について厳しく詰問されているという。 バゴー市内の住民は「先日居住調査に来た。息子が出稼ぎに出ているため家にはいない。そのため、息子がどこに行ったのか、今どこに住んでいるのか、何の仕事をしているのか、いつ帰ってくるのか根掘り葉掘り聞かれた」と話している。
マンダレー管区で村の住民全員に強制立ち退き命令
マンダレー管区シングー郡の3つの村に住む住民全員に対し、ミャンマー国軍が立ち退き命令を出した。Mizzima-News in Burmeseが9月26日に伝えた。 立ち退き命令が出されたのは、シングー郡のイェートゥエチー村、グエタウン村、ニャウン村で、国軍が管理しているというだけの理由で住民140世帯600人に対して3日以内に全員立ち退くように命令されたという。 イェートゥエチー村の住民は「9月24日に30人の兵士が村にやって来て垣根を壊すなど暴力を使って脅迫してきた。3日以内に立ち退けと命令された。立ち退かない場合は、家に火を放ちブルドーザーで破壊すると脅された」と語った。