ミャンマーの越境貿易額、前年同期比13%減で大幅な輸出超過

 ミャンマー商業省は、2020年10月1日~21年9月17日の越境貿易額について、前年同期比13%減の91億3300万米ドル(およそ1兆円)だったことを明らかにした。国営英字紙Global New Light of Myanmarが報じたもので、輸出が59億7,500万米ドル(およそ6,570億円)、輸入は31億5,800万米ドル(およそ3,475億円)と貿易収支は大幅な黒字になった。

 ミャンマーは現在、タイ(タチレック、ミヤワディ、ティーキーなど)と中国(ムセ、チンシャウェホーなど)、インド(タムーなど)、バングラデシュ(シットウェなど)との国境付近にある15か所の検問所を通じて越境貿易を行っている。輸出の主力品目は農産物、畜産物、水産物、鉱物、林産物、工業製品など。輸入品は主に資本財、中間財、消費財など。

 全体の半分を占める中国との越境貿易額は45億3600万米ドル(およそ4,990億円)で、このうちムセ経由が35億8500万米ドル(およそ3,945億円)と8割近くを占めた。(時事通信社提供)