ザガイン管区で若者が拷問され数時間後に遺体で戻る

 ザガイン管区モンユワ市内で若者が国軍兵士により逮捕・連行され、軍施設で拷問された後、遺体となって家族の元に戻されたことがわかった。Radio Free Asiaが8月26日に伝えた。

 調べによると、モンユワ市内に住むテッ・ナイン・ソーさん(27歳)は、8月24日の夜に国軍兵士により連行され、地元の人民防衛隊に関する情報を提供するよう激しい拷問を受けた。拷問により死亡したため、翌日の午前2時に死亡したことが家族に伝えられたという。

 テッ・ナイン・ソーさんの母親は「頬にタバコの火を押し付けられた跡、背中に鞭で打たれたアザが見られ、耳からは出血していた。なぜ息子が逮捕され、殺害されたのかわからない」と話している。Radio Free Asiaの集計によると、2月1日以降に軍施設内で拷問を受け死亡したミャンマー国民は、42人となった。