コロナ感染深刻化で西部チン州で酸素ボンベ工場建設へ

 英字紙などを発行するEleven Media(電子版)によると、新型コロナウイルスの感染者が急増するミャンマーの西部チン州に、酸素ボンベを生産する工場が今月に建設されることが明らかになった。同州の行政審議会が、1日当たり200本の酸素ボンベ(1本40リットル入り)を製造することに向けた調整を州都のハカとマチュピ郡で進めているという。公立病院の敷地にある酸素プラントが減産した分を埋めあわせるのが目的。

 工場は鉄筋コンクリート造りで、生産される酸素ボンベは同州の複数の郡に供給されるほか、一部を他の地域に輸送する計画。

 一方、新型コロナウイルス予防・制御・治療国家中央委員会は、酸素濃縮器10台と酸素発生器2台を近く同州に提供するという。(時事通信社提供)