アウン・サン・スー・チー国家顧問の裁判が長期化の見込み

 アウン・サン・スー・チー国家顧問に対する裁判が予定より長期化する可能性が高まっていることがわかった。弁護団のキン・マウン・ゾー弁護士が発表したものをRadio Free Asiaが6月28日に伝えた。

 キン・マウン・ゾー弁護士は「7月末までに結審すると見込んでいたが、原告側が23人の証人を法廷に召喚していることがわかったので、予定よりかなり長引きそうだ」と説明した。6月28日に自然災害法違反、通信管理法違反、貿易管理法違反の3つの罪状に関して第3回目の審問があり、国内の法秩序を乱した罪(刑法第505条違反)については証拠調査が行われた。

 弁護団のミン・ミン・ソー弁護士によると、アウン・サン・スー・チー国家顧問は「新型コロナウイルスがミャンマー全国に再び拡散していることを憂慮している。国民の皆さんはコロナを甘く見ないで十分注意して生活してほしい」と呼びかけたという。