ザガイン管区反国軍組織、27人殺害の犯行声明を発表

 ザガイン管区を拠点とする民間の反国軍組織が、軍評議会への密告者27人を殺害したことを認める犯行声明を6月24日に発表した。Radio Free Asiaが同日伝えた。

 犯行声明を発表したのは、ザガイン管区、マグウェー管区、マンダレー管区で活動している「国境なき・モージョー(雷)・モンダイン(サイクロン)」という組織で、6月20日から23日の間に軍評議会への密告者27人を殺害したと認めた。同組織の広報担当者は「SNSに寄せられた情報を基に軍評議会を支持しているピューソーティーという暴力グループに属している者や密告者を処刑した」と説明した。

 軍評議会の報道官ゾー・ミン・トゥン少将は6月12日に行った記者会見で「NLDを支持している過激派や連邦議会代表委員会(CRPH)、国民統一政府(NUG)、人民防衛隊(PDF)が国内の治安を悪化させるよう扇動している。これまで173人が殺害されている」と発表した。