クーデター後に死刑宣告された市民は64人に

 2月1日のクーデターから6月21日までの約5か月間に軍評議会から死刑宣告を受けた市民は、64人に達していることがわかった。政治犯支援協会(AAPP)が発表したもの。Radio Free Asiaが24日に伝えた。

 これによると、死刑宣告を受けたのはヤンゴン管区内に住む市民で、北オカラッパ郡区:20人、南ダゴン郡区:18人、シュエピーター郡区:5人、ラインターヤー郡区:7人、シュエパウカン郡区:14人の計64人となっている。いずれも3月にヤンゴン市郊外で起きた放火・殺人事件に関して逮捕された市民で、未成年者も2人が含まれているという。

 死刑宣告を受けたニェイン・チョー・テインさんの母親は「息子は3月29日に南ダゴン郡区5で起きた放火・殺人事件に関与したとして逮捕された。息子はやっていないし、そのような事件があったことも知らないと言っていた。無実の市民が死刑を宣告されている」と話している。