CDMに参加の教職員に軍事政権が圧力、20万人が職務に復帰

 軍事政権がCDM(市民不服従運動)に参加している教職員に圧力をかけ、20万人が元の職場に戻っていることがわかった。初等教育教職員組合連合が発表したもの。Radio Free Asiaが4月29日に伝えた。

 発表によると、ミャンマー全国には教職員が40万人いるが、そのうち30万人がCDMに参加していた。4月第3週目から軍事政権がさまざまな圧力を加えているため、20万人がCDMへの参加を取り止め元の職場に戻っている。

 軍事政権・教育省の幹部が教職員に対して個別面接を行い、CDMへの参加の有無を聴取し、参加している場合は3月、4月の給料を返納させ、引き続き参加する場合は国軍不敬罪により訴追するなどと脅しているという。職務に復帰する場合も今後CDMに参加しないこと、軍事政権への不満をSNS上に書かないこと、NUG(国民統一政府)やCRPH(連邦議会代表委員会)を支持しないことなど約束した誓約書に署名しなければならない。

 一方、NUG教育省のゾー・ウェイ・ソー大臣は「教職員は強い精神を持つことが大切だ。軍事政権の脅しは無視してよい」とコメントした。