高圧送電線の整備でミャンマーの大規模停電が解消へ

 電力・エネルギー省のウイン・カイン大臣は、ミャンマー国内で毎年発生している大規模停電について、50万ボルトの高圧送電線が整備されれば解消されるとの見通しを明らかにした。7Day Dailyが12月2日に伝えた。

 大臣の発表によると、現在日本政府の円借款(2億5千万米ドル)により50万ボルトの高圧送電線網の整備が進んでおり、メィッティラ~タウングー(第1期)、パヤージー~ラインターヤー(第2期)の架設工事を2018年度から2022年度にかけて実施している。これまでのミャンマーにおける高圧送電線の種類は23万ボルトが最大で、次いで6.6万ボルト、3.3万ボルト、1.1万ボルトとなっている。50万ボルトの高圧送電線に切り替われば、電力が安定して供給されるという。

 ウイン・カイン大臣は「50万ボルトの高圧送電線網が完成すれば、毎年起きているシステム・ブレークダウンによる大規模停電は解消されるだろう」とコメントした。