アラカン軍(AA)がNLD候補者3人を拉致・監禁、選挙後も釈放せず

 ミャンマー西部ラカイン州で少数民族武装勢力のアラカン軍(AA)が、国民民主連盟(NLD)の総選挙の候補者3人を拉致・監禁している問題に関して、選挙後の11月13日現在も釈放されていないことがわかった。MYANMAR TIMESが伝えた。

 NLDのミョー・ニュン報道官の発表によると、拉致・監禁されているのはミン・アウン氏(ラカイン州議会現職議員で改選候補者)、ニー・ニー・メイ・ミィン氏(人民代表院現職議員で改選候補者)、チッ・チッ・チョー氏(民族代表院現職議員で改選候補者)の3人。10月14日に選挙運動のためラカイン州タウンゴゥ郡パウンカー村を訪れ、支持者の自宅で昼食の準備中にAAの隊員により暴力を受け連行されたという。

 ミョー・ニュン報道官は「3人のうち2人は女性で早く釈放するよう要請しているが、11月13日まで進展がない」とコメントした。なお、3人はいずれも今回の選挙で落選している。