RCEPにミャンマーが調印、巨大自由貿易圏に参加へ

 11月15日にオンライン形式で行われたアセアン+5か国の首脳会議で、ミャンマーはRCEP(東アジア地域包括的経済連携)に合意・調印した。7Day Dailyが伝えた。

 RCEPはアセアン10か国と日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの15か国が合意したもので、人口やGDPの3割を占める世界でもっとも巨大な自由貿易協定となる。首脳会議にはアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が出席、投資・対外経済関係省のタウン・トゥン大臣が協定書に調印した。

 同協定により、関税の削減・撤廃が進み、貿易に関するルールが統一されることでミャンマーに対する貿易や外国投資が活発になることや、自動車や家電メーカーなどの部品供給網(サプライチェーン)の強化にもつながることが期待されている。