サウジアラビアで足止めのミャンマー産水産物の輸出コンテナ、一部に輸入許可

 中東サウジアラビアの港2か所でミャンマー産の水産物を積んだコンテナ30本分が足止めされている問題に関し、10本分の輸入が許可されたことがわかった。ミャンマー水産物生産・販売業協会(MPEA)が発表したもの。MYANMAR TIMESが伝えた。

 発表によると、足止めされているコンテナ30本にはミャンマー産の淡水養殖魚が積み込まれており、コンテナ1本あたりの輸出価格は6万~8万米ドルだという。サウジアラビアの食品・飲料検査局(SFDA)は2018年4月からミャンマー産淡水魚の輸入を禁止していたが、2020年8月31日にミャンマーの加工工場1か所に対してのみ輸入を許可するとWEBサイト上で発表した。しかし、輸入された水産物はSFDAが認可していない工場で加工されたものが多く含まれていたため、輸入許可が下りなかったという。

 SFDAが認可したミャンマーの加工工場は19工場のうち1工場のみで、10月15日に3工場が追加で認可されたため、コンテナ30本分のうち10本分が輸入許可された。残りの20本については輸入ができない状態が続いている。

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