ミャンマー国内長距離トラックの運賃が急騰、物価上昇の懸念

 新型コロナウイルスの感染拡大により、ミャンマー国内の長距離トラックの運賃が急騰していることがわかった。ミャンマー長距離トラック輸送業協会のアウン・モー事務局長が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 同協会によると、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため各地で人の移動制限が実施されており、管区を越える移動も制限されているためにトラック運転手の確保が困難となっている。これにより、約50%のトラックが運行できなくなっているため、長距離トラックの運賃が急騰しているという。

 ヤンゴン~マンダレー間の運賃は、コロナウイルスの感染拡大前は1トンあたり17,000~18,000Ksだったが、現在は25,000Ksと47%上昇している。また、ヤンゴンからマンダレーに入る長距離トラックは手前のヤメーティンでトラックと運転手を交替しなければならないため、順番待ちのトラックのため大渋滞が発生しているという。