ミャンマーの来年度GDP伸び率目標は6%、国家計画法案に盛り込み

 ミャンマー政府は、来年度(2020年度)における国内総生産(GDP)の伸び率の目標値を6%に設定したことが明らかになった。議会に提出された国家計画法案2020に記載されたもの。7Day Dailyが伝えた。

 この法案によると、2019年度は7%と設定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済の落ち込みを織り込み、来年度のGDPの伸び率を6%に引き下げている。計画・財務・工業省が分類した14の分野のうち、水産業、林業、電力、サービス業の4分野は伸び率が上昇すると見込んでいる一方、貿易、工業、製造業などは下がると分析している。また、電力分野の伸び率は12.7%、サービス業は9.3%と予測している。

 世界銀行は、世界経済の回復を前提としてミャンマーの来年度の伸び率が7.2%になると予測している。