人材派遣会社がミャンマー人労働者の送り出し再開見通しについて言及

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止されていたミャンマー人の労働者送り出しについて、海外人材派遣会社が2021年の初頭にも再開される見通しであることを明らかにした。Global New Light of Myanmarが伝えた。

(2020年6月10日:一部追記・修正しました)

 人材の仲介業者によると、新型コロナウイルスによる各国の出入国規制のため、ミャンマー人労働者の送り出しが不可能になり、複数の職業仲介業者が3月半ばには業務を停止していたという。仲介業者は「マレーシア向けに約200人のミャンマー人労働者を送り出す予定だったが、直前に中止となった。渡航予定だった労働者たちは、苦境に直面している」とコメントした。

 ミャンマー人労働者の派遣先は、日本のほかタイやマレーシアが主なものとなっている。送り出し再開後も、世界的な経済低迷の影響により受け入れ企業側が人数を制限することが予想され、本格的な再開には相応の時間がかかるとみられている。