豪州企業との合弁会社、シャン州で亜鉛採掘を開始へ

 シャン州北部において、オーストラリア企業と地場2社との合弁会社が2020年から大規模な亜鉛採掘事業を開始することがわかった。合弁会社ミャンマー・メタルズが発表したもの。The Voiceが伝えた。

 同社の発表によると、同事業の基礎調査は2017年から実施され、自然環境・生活環境調査が終了しているという。採掘場はシャン州北部ナンマトゥートーに位置し、総投資額は3億米ドル。合弁相手のオーストラリア企業の名前は公表されなかったが、地場企業はARPグローバルとウィン・ミン・モーの2社。同事業が実現すれば、亜鉛の産出量で世界第3位の規模になるという。

 ミャンマー・メタルズのジョン・ラム社長は「2020年にミャンマー投資委員会に投資許可を申請する。産出量が非常に多いため、実現すれば国家にとって大きな税収にもつながるだろう。産出された亜鉛は、トタンに加工し海外に輸出する」とコメントした。